よせがに
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　学童のガキ(本当の意味での愛称)が意味がわかると怖い話、通称意味怖にハマっていました。凄く可愛いです。可愛いのですが、同時に昔の自分を思い出しました。
　前にも話した通り、自分もガキの頃はインターネットにハマり、まとめサイトでそういった意味怖や洒落怖(洒落にならないほど怖い話)を読み漁っていました。こういった経緯があるので、ガキの話す意味怖の"答え"を全て分かってしまいます。この時に自分が抱く感情としては、｢自分にもそういう時期があったな〜｣というものです。だから可愛いのです。答えを全部知っている僕を見て不服そうな顔をするガキはやはり愛おしいです。そしてそれと同時に、ここで自分は多分、そのガキに所謂"投影"をしてしまっているなと思いました。
　心理学的に言えば投影は、防衛機制の一種であり自分の心を守るためのものと言われています。しかし、それが行き過ぎると、自分と向き合えない、相手を操作しようとしてしまう、また相手との関係が悪くなってしまうなどの弊害が出てきてしまうそうです。例を挙げるとすれば… そうですね。エヴァンゲリオンのミサトさんですね。当たり前です。詳しい話は長いので割愛しますが、ミサトさんはシンジくんに自己を投影し、自分の願望を押し付ける悪癖がありました。ミサトさんに限らず、エヴァンゲリオンに出てくる大人の多くは"ダメな大人"として描写されます。ですが、彼女は作中でシンジくんの背中を押す重要な人物でもあります。また、シンエヴァの最後ではミサトさんも大きく成長し、その悪癖もなくなり、シンジくんを対等な人間として、そして彼女自身も立派な大人として彼を全力で支えることが出来ていました。こればっかりは本気で見習いたいと思います。
　だから僕もその最後のミサトさんのように(とは言っても高々バイトの立場でしかないのですが)、投影も程々に抑え、子どもたちをしっかりと受け入れ、その成長を手助けする立場になりたいと常々思っています。というわけなのでそんな選ばれし子どもたちには、僕のようなインターネットクソキショオタクにはならないように言葉をかけていきたいと思いました。
　最後に、エヴァをそれなりに見ている人にしか伝わらない例えをしてしまったのも、僕がキショオタクたる所以でした。本当にごめんなさい。

では。