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上から読んでね

こんにちは
僕は幼い頃から小説家になるのが夢だったので、今日は小説風に通常コラムを書いてみようと思います。


序章

白く塗りつぶされた部屋の底で、一人の男が己の生命を吐き出していた。
夜の闇にも負けない陰々滅々たる心の内は依然晴れ渡る様子も無く、元来細身な身体つきは冷たく青く、細金の如く小さき姿に成り果てていた。

光明に肖りたい......

その一心で太陽の光を浴びようとしている様は、夜にしか咲かない月下美人であるかのようで、儚さと滑稽さを体現していた。
己の生命をすり減らしながら。


1章

光溢れる物全てを拒絶するかのような地下の牢獄で、数多の人間が処刑の見世物を楽しんでいる。
獣の手の内で雌雄の牛豚が踊り狂い、新参者達を戦慄させていた。
その様相は一見地獄であるようでいて、どこか幸福にも満ち溢れている。

加わろう

一人呟いた男は以前吐き出した生命を取り戻したかのようでいて、それでいて未だ暗き闇の底に取り残されているようであった。
牢獄で行われている惨劇に参入した男は、自らの欲望を満たした後でどこか虚しさを覚えている。
見世物も終盤に差し掛かり遂に最終演目へと差し掛かった時、男は感銘を受けた。

最高だ...!

破壊神、暴食神、豊穣神が併さりながらカンタービレを奏でる様。この世の物とは思えない姿形には、単調な感想しか浮かんでこなかった。


最終章

牢獄から解放され近江の地で腹の内を叫んでいた男は、やがて蟒蛇へと也を変え己を昇華させていった。

人は独りでは生きられない

そう悟った男はこの先も暗き牢獄に身を置き続け、己を練磨していく事を決意した。

その決意からは、長年苦しめられていたであろう独労の責を解き、麺麭による生き方を模索していくだろう光明が鋭く射し込んでいたのであった。
宮下 2015/05/19(火) 19:48
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